アトリエ萠美は東京都世田谷区にある個性をのばす受験絵画造形教室です。

東京都世田谷区にある個性をのばす
受験絵画造形専門塾アトリエ萠美の
教材がダウンロードで購入できます

アトリエ萠美は東京都世田谷区にある個性をのばす受験絵画造形教室です。

 
東京都世田谷区にある個性をのばす
受験絵画造形専門塾アトリエ萠美の
  オリジナル教材を購入いただけます
 

 

面接試験対策

 
アトリエ萠美ではお子様のレベルに合わせてスモールステップからきめ細やかな絵画工作指導を常に心掛けております。
 
楽しく確実に力をつけていただくためにも、常に保護者様の心に寄り添い志望校合格を目指して心を一つにして歩んでおります。
 
お陰様で多くの喜びの瞬間に立ち会わせていただくことが、できた事は私の大きな喜びです。
 
私は子供がもつエネルギッシュな強い生命力が尊いものであり、子供の果てしない可能性が素晴らしいと信じています。
 
子供が持つ感性を潰す事なく最大限に引き出してあげられるような絵画指導を通して、次世代を担うお子様達のために少しでもお役に立てるようにと生まれた教室がアトリエ萠美です。
 
私は絵画講師ですが、願書の添削を持ち込まれる保護者様が多くなってきて戸惑っております。
 
「お通いの幼児教室へお出しになったらいかがでしょうか」とお聞きすると、こんな答えがかえってきます。
 
子供のことをよくわかってくれているのは山本先生だから
 
子供の欠点ばかり目について良いところが全くわからない
 
この絵画教室に通うようになってから子供が自信を持って絵を描くようになり明るくなったから
 
消極的だった子供が前向きに挑戦するようになった から・・・などいろいろです。
 
そんな中でも必ず聞かれたのは「面接試験の答え方を書いた本はありませんか」と言う質問でした。
 
確かに私自身も我が子の受験を経験した時にそんな本があったら参考にしたいなと思ったのは事実です。
 
しかし残念ながらそんな本はどこにも見当たりませんでした。
 
それならば、私と主人で作ってしまえば良いと思いつくることに決めました。
 
その日から、夫婦2人の共同作業が始まりました。
 
2016. 9. 1 アトリエ萠美 講座ブログ 投稿記事より
 
  

 

 

面接本の誕生

 
子どもが通っていた幼児教室で配られたプリントの中で、過去の面接試験にはこのような質問が出ましたという40の質問リストを元に私たちなりの答えを考え始めました。
 
その作業は来る日も来る日も子どもが寝静まった後に主人と2人で行われ、子どもの将来を考えながらあらゆる質問の答えを我が家に当てはめて、いろいろな角度から考えて話し合いました。
 
その日々は2ヶ月以上にも及んだと記憶しています。
 
主人と話し合った内容をパソコンで文章にして読みやすいように見開き本のように製本をしました。
 
ここに世界で2冊しかない本が完成しました。
 
一冊は自分用でハンドバッグにも携帯できるような小さいサイズに整えて、もう1冊は主人の仕事場に置き、主人が読みたい時にいつでも読めるようにしました。
 
面接試験準備として全ての質問に答えられるように毎日、目を通しました。
 
すると主人は父親の自覚がより強まり日々子どもと接する時間も多くなっていきました。
 
人を思いやることができる子に育って欲しいから、思いやりの心が育つように今夜はこの絵本を読んであげよう。
 
生き物を慈しむことができる優しい子になってほしいから今度の日曜日はたくさんの生き物がみれる動物園に行こう。
 
自分の人生をクリエイトしていくためにはまずは体力作りが大切なので、今度の旅行はアスレチックのある公園に行く計画を織り込もう。
 
というように親の中に新たなる目標と使命感が生まれその結果、家族の生活が変わっていきました。
 
2016. 9. 2 アトリエ萠美 講座ブログ 投稿記事より
 
 

 

 

面接対策本の驚くべき効力

 
生活が変わると会話の内容も少ずつ変化をみせ始め、以前よりも親子の会話が増えていきました。
 
子どもゆえの未熟さには半分目をつぶり、できるだけ否定的な言葉は避けて子どもにもわかる肯定的な言葉を選んで、1人の人間に接するようにゆっくりとした口調で真剣に語りかけるようになりました。
 
そうすると子どもなりに親の言うことを素直に受け止めるようになり、日に日に聞き分けが良くなっていったことを覚えています。
 
私も子どものお手本になれるような母親になりたいと思い生活を根本から見直し、子どもが朝、目が覚めてから眠りにつくまでは良い意味での緊張感を持って日々生活をしていきました。
 
清潔を心がけ、言葉遣い、立ち振る舞いにも気をつけて子どもが真似をしても良いように努力しました。
 
子どもの目にうつるもの
 
耳に聞こえてくるもの
 
触れる物
 
口に入れる食べ物
 
それら全てがこれからの子どもの人生をかたち作る大切な要素に思えたからです。
 
その瞬間瞬間を大切に感じられるようになったので、母親としてできる限りのさまざまな生活の工夫をするようになっていきました。
 
親が変われば子も変わると色々な本に書いてありましたが、本当にそうであったと実感しています。
 
子供は生き生きと目が輝きだし、自分の意見をはっきりと言えるようになり、思慮深く行動するようになっていきました。
 
そんな頃、ついに緊張のお受験ウィークがスタートしました。
 
父親に対する質問は2問、母親には3問、そして子どもには13問でした。
 
その日のことは今でも忘れることができません。
 
2016. 9. 3 アトリエ萠美 講座ブログ 投稿記事より
 
 

 

 

面接試験の質問内容

 
父親に対する質問は1問だけでした。
「お仕事上、気を付けていることは何ですか」
 
母親には2問で
「どのような事に気を付けて子育てをしていますか」
「お子様は聞き分けは良い方ですか」
というものでした。
 
そのあとは、子どもに対する質問が立て続けに13問続きました。
「あなたのお名前を教えてください」
「あなたは、ずいぶん早く3歳になったようですが、3歳になったのはいつだったかわかりますか」
「それはいつですか」
「あなたは外で遊びますか」
「どんなところに行きますか」
「誰と公園に行きますか」
「お友達の名前を教えてください」
「お友達とけんかはしますか」
「あなたがお友達とけんかした時、お母様はなんと言いますか」
「その時、あなたはどうしますか」
「公園には何がありますか」
「それだけですか。その他には何がありますか」
「その中であなたは何で遊ぶのが好きですか」
 
そして、最後には子どもに
「今度、またここに遊びに来て欲しいのですが、あなたは来てくれますか」
と聞かれて子どもは元気よく「はい」と答えて面接は終了しました。
 
2016. 9. 4 アトリエ萠美 講座ブログ 投稿記事より
 
 

 

 

面接試験を終えて感じたこと

 
面接試験において両親への質問はごくわずかです。
 
多くて3問される時もあるようですが、だいたい1~2問だと思います。
 
この1~2問のために親はどれだけの準備ができるでしょうか。
 
願書を書くことや面接試験を乗り越えるということは、ただ単に合格を勝ち取るだけの一過性のことではありません。
 
私は子どもが小さいこの時期に、父親と母親が子どもの将来を見据えて、どんな大人になって欲しいのかを真剣に話し合うということは、とても有意義な作業であると思います。
 
なぜならその話し合いによって、父親と母親の考えが一つになり家族が同じ方向を向いて歩み出せるからです。
 
家庭での子育てにおいて、夫婦の意見が一致していないと子どもはどちらのいうことを聞いたら良いのかと混乱してしまいます。
 
家族が心を一つにして乗り越えるのが受験です。
 
幼稚園や学校側が願書や面接の時に一番知りたいとされるのは
 
親として我が子にはどんな人間に育って欲しいかをどれほど真剣に考えているか、
 
そのためには親として日々どのように子どもと接しているのか、
 
そしてその子供が現時点でどのように育っているのか
 
に尽きると思います。
 
親はどれほど真剣に子供の将来を考えて、日々どのような努力をしているかを自分たちの言葉で幼稚園や学校側に伝えられるように準備をしなくてはならないのです。
 
面接試験の時にどんなことを質問されても答えられるようにと考え、私たち夫婦が文章化したのが面接対策資料本です。
 
この本は長い間、ある幼児教室の校長先生に頼まれてお貸ししていましたが、時を経てやっと私の手元に戻ってまいりましたので、この機会に保護者様にご紹介したいと思います。
 
あくまでも私の家庭での結論ですので、全てのご家庭に当てはまる内容ではありません。
考え方の参考になれば・・・と思います。
 
2016. 9. 5 アトリエ萠美 講座ブログ 投稿記事より